HAPPENING
「ノーカントリー:南アジアと東南アジアの現代美術」展
過去は “もろい境界線” というものを知っていたのかもしれない。南アジアと東南アジアの古来の王国は東西の影響を受け、宗教的、政治的そして経済的関係に呼応しながら、社会や文化が発展し成功するための模範や同盟を形づくった。モ...
HAPPENING
過去は “もろい境界線” というものを知っていたのかもしれない。南アジアと東南アジアの古来の王国は東西の影響を受け、宗教的、政治的そして経済的関係に呼応しながら、社会や文化が発展し成功するための模範や同盟を形づくった。モ...
HAPPENING
パークロイヤルホテルの常連客たちは週末、いつもとは違う新しさに迎えられた。空気の流れが良いホテルの廊下に行き渡る新鮮で心地よい風ではなく、常連客たちを待ち構えていたのは広がる緑と噴水の間にたたずむ絵画作品の数々だった...
HAPPENING
美術館に足を踏み入れ、巨大なインスタレーションを見たとき、一体誰が購入しているのか疑問に思ったことはないだろうか。シンガポール美術館で開催された展覧会「ウェイト・オブ・ヒストリー」は、そんな疑問に少しだけ答えてくれる...
HAPPENING
ホストとゲスト。外国人と方言。二つのアジア文化は協同し、どんな違いも親しみへとぼんやりと移り変わり始める。 国際交流基金が日本のアーティストとアジア太平洋地域の若手キュレーターによる共同企画として、2011年から行って...
HAPPENING
今年で3回目となるアート・ステージ・シンガポール2013が開催された。世界各地からコレクターやアーティスト、アートファンらが集う一大イベントであると同時に、シンガポールのアート経済を盛り上げる機会ともなっている。最近では...
PLACE
新たな軍勢がギルマン・バラックスに最近突入して来た、と言っても軍隊ではない。陽気さ、洞察力のある瞳、そして好奇心を備えて、この探検家達は新しい繋がりを求めている。ご存知の通り以前の英国植民地のバラックス(兵舎)はアレ...
HAPPENING
歓迎ムードの中、満を持して第3回シンガポール・ビエンナーレが開催される。2006年には地元アートシーンの信頼を獲得し、2008年には問題提起と考察の精神を広めたシンガポール・ビエンナーレ。今年度のタイトルは「オープン・ハウス」...
HAPPENING
オープン・ハウス2009の掟。その1.5軒の家に行ってアートを飾ること。その2.近所の人に紹介すること。その3.近所の人以外にも紹介すること。その4.ビールの準備をしておくこと。 そして、オープン・ハウス 2011の掟。その0...
HAPPENING
3年目を迎える今年、シンガポール・デザイン・フェスティバルはその規模と深みをよりいっそう増した。今年のテーマ「デザイン2050」は、シンガポールで最も優れたデザインと世界のデザインシーンを集結させることでデザインの未来を...
HAPPENING
街がバットマンとロビンの標識にのっとられてしまったようだ。シンガポールでの初のビエンナーレの一年後、二回目のシンガポール・デザイン・フェスティバルが行なわれた。イベント会場は国旗に基づき島を代表する色、鮮やかな赤と白...
HAPPENING
街の小さなギャラリーの壁にこう書いてあった。『ちょっとした隙にふと心の中をさらけ出してしまうことがある。急いで自分自身に戻ってみても虚しいもの。みんな同じ場所にいるんだけど各々が自分の空間を持っている。それは我々の周...
PLACE
床から浮いた絵がつり下がっている。日常の際立った風景。精神の内側にあるイマジネーションの奥底から湧き出る、超現実主義的観点からの複雑なイメージ。誰でもそれに参加できる。わたしもあなたも、作品を展示してその空間を使うこ...
HAPPENING
人間は常に、“現実とは何か?”という問いに挑戦してきた。現実とは、本当に何なのだろう。現実と想像。現実と夢。マスコミやテクノロジー、インターネット達が作り出す流行が、現実を網目状の情報の中へと追い込んできた。 韓国人...
HAPPENING
80年代においては、ブーケと共に一対の人形をブライダルカーの先頭に取り付けることが一般的だった。タキシードとウェディングドレスを着ているそれぞれの人形は、花嫁と花婿を表していた。 今となってはそのような習慣は一般的で...
HAPPENING
熱帯の焦げるような熱はその庭園にうららかさをもたらす。湿気と暑さの中で、人は日陰の内に避難する。青々と茂り、幾層にも重なった熱帯の景色は、黄金の太陽のきらめきにお任せ。熱帯の風景の色彩は、そのブロンズの色合いによって...
HAPPENING
膨大なグラフィックイメージや色彩に溢れた世界で、シンガポールのエプサイトで開催されている展覧会「名声の顔」は、シンプルに人間の身体と顔に再注目し、古典的な方向へと回帰する。ルネッサンス期に見られた、完全への到達という...
HAPPENING
エアコンが今世紀最大の発明だと称えられている常夏の国シンガポールでは、ある場所を説明する時にエアコンがある/ない、という点は欠かせない。日中の暑さの中、人々は熱を遮断するガラス窓に守られながら頭上のエアコンから送られ...